コロナとの共存・共生 ~千羽鶴で願うコロナ終息~

大阪市阿倍野区社会福祉協議会(大阪府)

大阪市に出た非常事態宣言。それを受けて、阿倍野区10地域で行っている介護予防教室「なにわ元気塾」も開催中止をやむなくされました。それ以来、お電話での安否確認訪問をさせていただいていましたが、2か月そして3か月と長引く中で「早くみんなに会いたいなぁ」「今日は誰とも話してない」という寂しい言葉が皆さんから出るように…

何か「つながっていること」を実感出来ることはないかと考えて、家に閉じこもる一人ひとりの気持ちを集めてコロナ終息を願う千羽鶴を折ることを提案しました。

安否確認のお手紙と一緒に折り紙をお届けすることはすぐに決まりましたが、感染拡大の防止を考えると回収方法には頭を悩ませました。地域会館に常駐するコーディネーターに届けていただくことも考えましたが、結局、返信用封筒を同封することになりました。久しぶりに折り紙をされる方も多く、「下手くそやけど心を込めて、一生懸命」に折られた鶴にメッセージが添えられて、続々と届き始めて机の上は封筒の山! 嬉しさだけでなく、送ってくださった皆さんの寂しかった思いを感じました。

届いた鶴には地域福祉コーディネーターが一羽一羽心をこめて糸を通し、区役所玄関に展示。 阿倍野区の皆さんに、温かい思いを発信しました。三密を避けなければならない今だからこそ、必要なことは「人と人とのつながり」。

「地域で生きる×地域で守る」 ことの大切さを踏まえ、地域の新しい仕組み作りについて考えていきたいと思います。

  2020.8.11

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