「『輝(かがやき)』小学生の想い~新型コロナウイルスに負けないまちづくり~」の冊子発行

堺市社会福祉協議会 北区事務所(大阪府)

令和2年は、新型コロナウイルス感染症が猛威をふるい、私たちの日常生活を一変させ、これまでに経験したことのない一年となりました。

私たち堺市社会福祉協議会職員も、住民の方々の参加や協力を得ながら多世代が集うサロン活動やふれあい喫茶活動を実施し、「つながりの輪」を広げ、誰もが孤立せず安心して暮らせる地域をめざし、支援を展開してきました。

しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で、今までと同じような方法で、人が集い、ふれあい、顔を合わせて交流することが難しい状況となり、私たちのめざす地域福祉が推進できない苦しさも痛感しました。

そんな中、地域の自治連合会長や小学校のPTA会長などから依頼があり、小学校1年生から6年生の児童を対象に、新型コロナウイルス感染症に対する正しい知識の習得や、思いやりの力を高めることを目的に、福祉教育を実施しました。福祉教育は、堺市北区内にある小学校の児童約500人を対象に、「あなたのまちでやさしさをひろげるために~思いやり・つながり・支えあう~」を活用し、3密を避けるため、放送室から各教室へ、リモートで行いました。その一環として、地域団体の働きかけで、コロナ禍の生活に関する子どもの想いがつづられた冊子「『輝(かがやき)』小学生の想い~新型コロナウイルスに負けないまちづくり~」を発行しました。

この冊子は、福祉教育を受けた小学生が、『コロナ禍における自分の想い』と『差別や偏見のない思いやりの心』を考える内容となっています。

この冊子を通して、コロナ禍における地域のまちづくりについて改めて考え、関心をもっていただくことにより、コロナ禍の今だからこそ、差別や偏見のない『思いやり・つながり・支えあうまち』の意識がさらに醸成されることを願っています。

2021.2.18

 
福祉教育実施後の小学生の感想

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