大阪市天王寺区社会福祉協議会(大阪府)
“ゆうあいカフェ”は、コロナ禍で活動休止が続いている地域サロンを、どうすればより安全安心に開催できるかを考えるきっかけとして、地域サロンボランティアへ安全に配慮した模擬喫茶を体験してもらおうと天王寺区社会福祉協議会が企画しました。
模擬喫茶では、地域のサロンボランティアが利用者役、ボランティア役に分かれて、受け付けから注文、配膳、厨房、片付けを体験。使いまわしや共用をしないですむように使い捨ての食器を準備し、お菓子は個包装のものをあらかじめセット。注文は個別の注文票を使用し、片付け後の消毒は台拭きを使わずペーパータオルを使用しました。
会場のテーブルも、各地域の会館の実情にあわせて検討できるように、対面式、壁向き、スクール形式の3種類を配置し、隣り合う席、向かい合う席にはアクリル板の仕切りを設置しました。それぞれの地域で再開する際のイメージづくりに役立ててもらうため、各コーナーに考えられる感染防止対策を準備しました。
事前の研修では、大阪市社協が作成した「コロナの中でつながる方法」の冊子を使って勉強し、また体験当日も、「感染しない・感染させない」喫茶をおこなうための「ヒト・モノ・環境」(自身の体調や身だしなみを確認・準備する物品を確認・感染しない、感染させないようなスペースを確保)の3つのポイントを確認しました。コロナウイルスを必要以上に恐れずに、安全なサロン活動のあり方を考えるヒントにしていただければと思いました。
いつもは忙しく動き回っておもてなしをする側のボランティアが、利用者役になり、他の地域のボランティアと並んでお茶を飲む時間は、互いの地域の情報交換をする場にもなりました。
また今回の企画では、「ドミノ・ピザ 無料ピザで地域支援」を受け、コロナ禍の中でも活動している地域サロンボランティアの皆さんに、たくさんのピザをいただきました。職員が自宅にポストインされていたドミノ・ピザのチラシを見たことがきっかけでこの活動を知り、地域に活かせないものかと考えました。コロナ禍の影響で困難が続く中、地域福祉活動を応援する企業支援の心意気です。
サロン再開に向けて感染が心配と言う声が聞かれる中、具体的にどのような方法なら安心して再開できるかをイメージしていただけるようにと考えた模擬喫茶体験でした。熱い想いを持ったボランティアさんたちをこれからも応援していきたいと思います。
2021.3.8
食器は使い捨て、お菓子は個包装で提供
ドミノ・ピザ社会貢献活動で無料ピザの提供
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