『こんな時だからこそ!』の想いを大切に…オープンカフェ始めました💗

大阪市港区の地域活動者×大阪市港区社会福祉協議会(大阪府)

新型コロナウイルス感染予防のため、各地域の会館で開催されている高齢者の食事会、コミュニティ食堂、喫茶サロンなどの“集い”がすべて中止となりました。

今まで“集い”に参加していた方から、「誰とも話をしていない」との声があり、活動者からは「足腰が弱くなったり、気力を失う方も増えるのでは…」と心配の声がありました。『こんな時だからこそ、顔を合わせて見守ることが出来る居場所が必要なのでは?』『不安はあるけれど、何かできること、できる方法はないか?』と検討している中、屋外でのふれあい喫茶であれば、3密を避けられるのではないかと活動者が考え、立ち上がったのが『オープンカフェ』でした。

喫茶サロンを再開したいけれども躊躇する活動者に、ある地域のオープンカフェについて伝え、区内でオープンカフェが広がっていきました。ある地域では会館横の広場にテントを立てて、ある地域では会館の駐車場で、またある地域では通常開催していた小学校が使えなくなったため「じゃあ、会館のテラスですればいい!」と会館のテラスで開催。もちろん体温測定と手指消毒の徹底、使い捨てカップを使うなど衛生面にも配慮しながら開催されています。

久しぶりの“集い”に参加された方々の素敵な笑顔に、活動者からは「活動者にとっても励みになった」「継続することの大切さを感じた」との声も聴かれ、実施できたことの嬉しさと、活動の意義を感じておられる様子がうかがえました。他にも高齢者食事会の参加者に配食やテイクアウトでお弁当を届ける取組みも実施されています。

まだまだ予断を許さない状況ですが、これまで以上に「人と人とのつながりの大切さ」を感じながら、今までを当たり前とせず「今だから出来ること」を模索しながらの活動は続いていきます。

2020.8.28

 

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