おもいやりの架け橋大作戦~子どもの居場所事業を通じた支え合い活動~

八千代市社会福祉協議会 緑が丘支会(千葉県)

八千代市社協では、住民主体で夕食の提供や学習支援等を行う子どもの居場所事業「ふらっとホーム」を3年前から月1回、支会の福祉委員を中心に、地域の学生や農家、地元企業などの協力を得て運営しています。新型コロナウィルス感染拡大防止のため3月より活動自粛となった中、自分たちに何が出来るかを福祉委員で考え、「ふらっとホームや緑が丘のある7つの学童保育、ひとり親家庭の子どもたちに食料を届け、ご父兄の負担を軽減し、子どもの安否確認をしたい」との思いから訪問活動を開始しました。

福祉委員が地元の企業(株式会社石井食品八千代工場やパチンコ店のマルハン八千代緑が丘店)に足を運び、活動の趣旨を説明したところ、レトルト食品やお菓子の寄付をいただくことができました。また、取り組みに共感いただいた地域住民からは、お米や食材を提供していただきました。個人宅訪問の際は直接会わずに、LINEや電話で連絡を取り安否確認をし、マスク着用・スプレー消毒・手洗いの徹底をして福祉委員が玄関先に食材を届けています。電話や訪問では、想像以上に子どもたちの元気な様子が確認できました。遠目ではありますが、子どもたちの笑顔を見たり声を聞くことで福祉委員も元気をもらいました。

協力者からは「初めは地元企業にお願いの挨拶回りを行っていましたが、今では企業側から支援物資の連絡が入るようになりました」(福祉委員)、「保護者の皆様に、ほんの数日分ですが、食卓の一品を手抜きし、日常生活に余裕を持っていただけたら」(石井食品)、「パチンコ店及びパチンコ店利用者への批判が上がる中、温かい気持ちを届けられる」(パチンコ店従業員)とのお言葉をいただきました。

今後は、公民館や住民の協力をいただき「フードパントリー」を開設したいと思っています。そして、ひとり親や生活困窮者等、支援の必要な方々に対し、肩肘張らず可能な範囲で手を差し伸べていければと考えています。

2020.7.6

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