くらすけくんエコバッグの作成・販売で賃金UP!

福祉事業所×企業×倉吉市社会福祉協議会(鳥取県)

倉吉市社会福祉協議会あんしん相談支援センターでは、総合相談の窓口として生活困窮者自立支援事業や日常生活自立支援事業、成年後見事業、貸付事業等を行っています。

また、2020(令和2)年4月より倉吉市から「多機関の協働による包括的支援体制構築事業」を受託実施しています。

年度当初より新型コロナウィルス感染症の影響で、収入が減少し生活に困っている方の相談が多くなっていましたが、その中で障がい者の生活や仕事はどうなっているのか、状況把握とネットワーク作りのために、市内の就労継続支援A型・B型事業所の代表者にお集まりいただき、意見交換会を開催しました。

コロナの影響で仕事が無くなったり、減少したりして、通っておられる障がい者の方の仕事がなく困っているなどの話がありました。

そこで、企業アドバイザーに相談したところ、2020年7月からレジ袋が有料になることから、エコバッグを作成してはどうかと助言をいただきました。検討した結果、福祉事業所でできることには限りがあるため、無地のバッグを購入し倉吉のキャラクターである「くらすけくん」のスタンプを押して付加価値をつけ、販売することになりました。必要な申請や各機関の調整は倉吉市社協が行い、複数の福祉事業所でエコバッグを作成し、バッグの販売では企業の店舗でも協力をしていただきました。

作業をされた方は「ひとつひとつ丁寧にスタンプを押しました。可愛いバッグなのでみんなに使ってほしいです」と感想を言っておられました。

こうして、社協と福祉事業所と企業がコラボし、倉吉市のPRにもなるエコバッグが完成し、販売に至っています。このように、コロナ禍で生まれた新たなつながりを大切にして、次に活かしていきたいと考えています。

2021.3.22

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