できないことをできることに!Zoomと会場参加を組み合わせた新しい手法

宝塚市社会福祉協議会(兵庫県)

感染症に留意しながら少しずつ地域活動が再開をし始めた2020年6月。一方で今まで実施していた大規模なイベントや研修等は実施ができない状態が続いていました。世間では、Zoom飲み会やリモートワークなどオンライン化が急速に進んでいましたが、地域活動においてはなかなかオンラインには馴染みがない方が多く、すぐにツールとして活用するには高いハードルがありました。

例年、宝塚市社会福祉協議会では、見守りやささえあい活動をテーマに話し合う「見守り活動交流会」を実施していました。実施について検討を重ねる中で、「コロナ禍においても見守りやささえあい活動について話す場は必要である」という思いのもと、オンライン参加と会場参加を組み合わせた新しいやり方で、「見守り活動交流会」を企画しました。

すべてをオンライン参加にするのではなく、オンラインでは参加が難しい方は会場に来場し、かつ一つの会場に人を集めるのではなく、部屋を分散し参加者が安心して参加できる方法にしました。当日はオンラインで9名、会場には30名の方にご参加いただき活発な意見交換ができました。

その様子をみていた地域活動者の中さんからは「今までオンライン参加と会場分散を組み合わせたハイブリット型の研修はみたことがない。社協が新しいやり方をモデルとして地域住民に示してくれたことで、地域活動に応用できることがたくさんあり希望がもらえた」「オンラインを活用した方法は、アフターコロナにおいても、障害がある方や子育て世代など今まで地域活動に参加が難しい方ともつながりやすくなるのでは」と期待感を述べられました。その後、オンラインを活用した地域活動が宝塚市内で広がりをみせています。

見守り活動交流会当日の様子(宝塚市社会福祉協議会YouTubeチャンネル)
https://www.youtube.com/channel/UCX9nVNOlpMNm83BQ4C2Sueg/featured

2021.1.28

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