ひとり暮らしの皆様にお届けする「気持ちによりそうメッセージ」

長泉町民生委員・児童委員協議会、長泉町社会福祉協議会(静岡県)

2020年7月から、長泉町民生委員・児童委員協議会(以下、民児協)と町社会福祉協議会の共同企画で、民生委員からひとり暮らし高齢者への思いを伝えるメッセージを寄せ書きにし、お届けする活動を始めました。

新型コロウィルス感染予防の観点から、長泉町では様々な活動が2020年3月より軒並み延期、中止となりました。民児協でもface-to-face(フェースツーフェース)の訪問活動は自粛。とはいえ、「このつながりを途切れさせるわけにはいかない」と、社協と連携し、民生委員のメッセージを届けることを考えました。ひとり暮らし高齢者を対象に、民生委員が伝えたいことを文字にし、社協にてとりまとめ、季節の花をあしらった台紙に寄せ書きをして、毎月1回、各民生委員がひとり暮らし高齢者宅を訪問し投函します。2021年5月までに合計11号までお届けしています。

事務局には、『コロナ禍でどこにも行けず、息子にも会えなかったが、メッセージをもらって元気が出た』、『誰とも話さなかったが、毎月メッセージを届けてくれるので楽しみ』、『部屋に飾ってある』いう声が寄せられています。

face-to-face(フェースツーフェース)で活動ができなくても、つながり、見守る方法はまだまだあると思わせてくれる活動になっています。あたり前に思ってやってきた活動ができないときだからこそ、「普段は思いつかなかった工夫が生まれる」そんな機会になっています。また、困ったこと、思ったことを気兼ねせず、仲間の民生委員や関係部署に問いかけると、いい答えが見えてくるということも起こっています。

100人のひとり暮らし高齢者を対象に開始した活動は、現在では 毎月1,000人を超える方々に届く活動になりました。今後も支援が必要な方とのつながりを絶やさないよう、アイディアを出し合い地域福祉の推進に向けて努めていきます。

2021.6.4

 

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