オンラインでの子どもの居場所・学びの場作り

梟文庫(ふくろうぶんこ)(京都府)

京都市北区にある「梟文庫」は、私設図書館・コミュニティスペースとして開館しており、主に子どもたちを対象にさまざまなワークショップやイベントを行ってきました。しかし、コロナ禍において従来の活動はしづらくなり、2020年春の一斉休校期間はオンラインで子どもたちとつながる工夫をしました。子どもたちには保護者の管理のもとgoogleアカウントを作ってもらい、(googleのサービスの一つである)ハングアウトというチャット機能で自由なコミュニケーションをとったり、「折り紙作品自慢大会」と称して、自分の作品を投稿してもらったりもしました。またZoomでクイズ大会をしたり、子どもが講師になってお絵かきソフトの使い方を学ぶイラストの会、手芸サークルの活動なども実施しました。

学校再開後、それらの活動は一部をのぞいて中止していますが、新たにZoomを使った学びの場作りにもチャレンジしています。今年度は子どもたちが対話を学ぶ場としての「子ども哲学カフェ」や、中高生を対象にした子宮頸がんワクチンの講座、どうぶつ科学コミュニケーターの先生を招いての生き物教室などを開催しました。今後は金融教育の講座の開催もひかえており、来年度以降も学校教育ではなかなか焦点の当たらない領域の学びに着目し、講座を企画していく予定です。

オンラインでの活動を開始してみて、リアルで交流できることの素晴らしさ、利点を痛感することにもなりましたが、一方で場所にしばられないオンラインのよさも知ることができました。様々な制約がある中でもできることを探し、柔軟に活動していきたいと思っています。

2021.2.17

『zoomで手芸サークル。手元をうつし、おしゃべりもしながら、手仕事を楽しみました。』

梟文庫HP:https://www.fukuroubunko.com/
担当:西尾(Mail)fukuroubunko.kyoto@gmail.com

この記事をシェアする

お問い合わせ先

お問い合わせ
本サイトは「赤い羽根 新型コロナ感染下の福祉活動応援全国キャンペーン 居場所を失った人への緊急活動応援助成金」により作成したものです。