オータムチャレンジボランティア

• ボランティア活動
• 福祉教育

上田市社会福祉協議会（長野県）

上田市内の中学生以上を対象にボランティア体験を行う事業「サマーチャレンジボランティア」は、例年、夏休みを利用して、福祉施設等で数日間ボランティアを行い、体験を通して地域にある福祉施設や施設利用者の理解を深めていました。また、地域社会にある福祉課題に目を向け、自分に何ができるのかを考えることを目的として実施してきました。しかし、昨年の新型コロナウイルスの影響から、福祉施設での受け入れが困難となり、例年のように夏休みの活動は中止となりました。

ところが、毎年参加している学生から活動を希望する声が多く寄せられ、コロナ禍でもできる活動を検討しました。屋外清掃を行う環境整備の活動や、切手整理といった、直接人と接することの少ない活動を実施しました。この活動は、夏休み期間ではなく、秋の土日を利用した「オータムチャレンジボランティア」として開催したのですが、想定以上に多くの申し込みがあり、コロナ禍でも継続して学生のボランティア活動を実施することができました。

学生たちには、環境整備活動を行うことで地域の人々が気持ちよく公園を利用することができるようになったり、使用済み切手の整理を行い海外の医療支援団体へ送付することが国際的な支援になるなど、間接的ではありますが、誰かのためになるボランティア活動として、つながりを感じてもらうことができる機会となりました。

今後も、人との接触が制限される中でも、学生たちが誰かのためにボランティア活動をしていくことができるような場づくり、つながりづくりのため、今できることを企画していきたいと思っています。

2021.6.14

この記事をシェアする