キッチンカーde繋ぐひみキトキトこども食堂

ひみキトキトこども食堂ネットワーク(富山県)

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、小中学校等の臨時休校が長期間に及び、今後もどうなるか予想がつかない中、ひみキトキトこども食堂ネットワーク代表の向優子さんは、こどもたちとその保護者を「食(カレーライス)」を通して支援できないかと考えて、市内全域(小学校区毎:全8か所)でこども食堂を実施することにしました。

対象者は、0歳から18歳までの子どもとし、3蜜を避けるため、キッチンカーを利用したドライブスルー形式で、受け取り時間は11時半から13時までとしました。

「繋ぐ」をコンセプトに、こども食堂を通じて、地域・学校・関係機関等が協働できる工夫も行いました。向さんは、当日の運営サポートをしていただけるよう民生委員児童委員、主任児童委員に氷見市社会福祉協議会より声をかけていただき、実施する場所や子どもへの開催周知を各小学校校長にお願いしました。市の担当課には、キッチンカーの利用を許可してもらう等、さまざまな機関と繋がることができました。

 実施期間中は、多くの来場があり、車越しに「元気?勉強してる?」等と声をかけ、車内の子どもや保護者らと談笑するサポーターの姿や、自転車で食堂に来た中学生や高校生が小学校の先生との再会を懐かしむなど、微笑ましい様子をあちこちで見ることができました。「美味しかったよ」とお礼を言うために、もう一度車で来てくれた子や、SNSで活動周知してくださる方もおり、実施して良かったと実感することができました、と向さんは話します。

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