コロナに負けるな! 子育て応援企画「拡大子ども食堂」

株式会社総合サービス 長崎平戸港天満店×大阪市北区社会福祉協議会(大阪府)

コロナ禍の中、生活福祉資金の特例貸付に来館される方々は、「収入が途絶えた」「離職してコミュニティもなくなってきた」と切実な思いを抱えていました。特に、ひとり親家庭は深刻さが目立ち、大阪市北区社会福祉協議会のフードライブの活用が増加。サロン活動や子ども食堂も中止になっていましたが、食を通じて子ども達とのつながりづくりを目指し、5年ほど「子ども食堂」を運営している株式会社総合サービスと話し合い、夏休み期間、ひとり親家庭中心に平日の毎日「拡大版子ども食堂」を実施することができました。実施にあたっては、区役所、各種団体、子どもの居場所事業などと連携し、新型コロナ感染拡大に細心の注意を払いました。

コロナ禍の中、総合サービスにリスクを抱えながらも実施していただき、子どもたちの笑顔が見られたことに意義を感じています。社長の西山さんは、「コロナ禍で不安もゼロではなかったが、営業している9店舗でどこも感染者を出していない。スタッフが実施しようと積極的に声を上げてくれたことで実施できた」と話します。店長の坂本さんからも「子どもと関わりスタッフも元気になれた。みんな家族のようなもので、子ども食堂は今後も続けていきたい」と力強い言葉をいただいています。また、株式会社カルビー、大阪西ライオンズクラブからお菓子の寄付をいただきました。企業・地域・行政・各種団体など多くの方々が新たにつながり、北区社協が進めてきた、連携・協働による地域福祉の推進にまた一歩近づいたのではないかと考えます。

2020.9.7

 

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