コロナ禍でも‟つながる‟ 子どものサマーチャレンジ週間

大垣市社会福祉協議会(岐阜県)

夏休みの期間を利用して、子どもたちのボランティア体験講座や、子どもの居場所づくりとしてのサマースクールを実施しました。例年は高齢者施設や保育園に覚えたマジックやバルーンアートを訪問し披露していましたが、コロナ禍であることから2021年度はオンラインで交流しました。

【ボランティア体験講座】
初心者ボランティア講座を2日間にわたり開催しました。1日目はボランティア団体の「手品なかよし会」に講師をお願いし、午前中にマジックを覚えました。昼からは、新型コロナウイルス感染予防のため、デイサービスとオンライン(Zoom)を活用し、午前に覚えたマジックを披露しました。オンラインでの交流でしたが、デイサービスの利用者さんには大変好評で、子どもたちも「覚えたマジックを披露して喜んでくれてうれしかった」と感想を話してくれました。

2日目は「大垣市レクリエーション協会」の方に講師をお願いし、午前にバルーンアートを覚えました。午後からは、コロナ禍でもできるレクリエーションとして、感染予防に努めながら、クイズなどのゲームをしました。子どもたちも、マジックやバルーンアートを体験したり、デイサービスとの交流や、レクリエーションを行うなど、夏休みの楽しい思い出になりました。

ネットでつないだデイサービスセンターでは、一人ひとりの子どもの発表をよく見ることができるように大型テレビを設置しました。今後もICTを活用した交流や、住民同士の関わりを増やしていけるように、工夫を凝らした取り組みをすすめたいと思います。

【サマースクール】
サマースクールでは、午前中に夏休みの宿題など勉強に取り組んだり、ビンゴゲームをして楽しみました。ビンゴゲームのカードには、数字ではなく子どもたちに考えてもらった果物や動物などの名前をマス目に書いてもらい、ビンゴゲームのカードを作成してもらいました。午後からは、NPO法人防災支援ネットワークの方をお招きして、「水害からいのちをまもる」というテーマで防災についてお話ししていただきました。その後は、「紙ぶるる」という教材を使って、建物の耐震について学びました。

新型コロナウィルス感染対策として、受付時の検温や室内の常時換気、こまめなアルコール消毒、飲食以外のマスク着用、食事中は会話を控えるなどの感染対策を実施しました。また、熱中症対策としてペットボトル飲料の配布やこまめな水分補給の声かけ、エアコンによる室内の温度調節等も行いました。

終了後のアンケートでは参加した子どもたちから「もっといろいろなことを学んで、友だちやいろいろな人に伝えたいです」という感想をいただきました。今後も、子どもたちが楽しく学習できるようなイベントを考えていきたいです。また、季節に合わせて定期的に実施することで、子どもたちの居場所の一つになるといいなと思っています。

2021.9.29

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