地域のつながりを絶やさないサロン活動再開への後押し

隠岐の島町社会福祉協議会(島根県)

隠岐の島町社会福祉協議会では、高齢者の居場所作りとしてのサロンなど全部で46団体のサロンが地域で活動を行ってきました。しかし、これらの活動を含めコロナ禍によりさまざまな活動が停滞していました。そこで、社協では、安心してサロン活動を再開できるように3つの取り組みを行いました。

●地域活動の手引きの作成
地域のつながりや支えあいを継続するために、地域活動の紹介や活動時の留意点をまとめた地域活動の手引きを作成し、自治会区や地域活動団体に広く配布しました。

●サロン実施団体へチラシの配布
コロナ禍によりサロン活動がなかなか実施できない中でも、地域住民への見守りや声かけを行うときに役立ててもらいたいと特に高齢者の方向けにチラシを配布しました。チラシでは、家でできる脳トレやストレッチを紹介したり、正しい感染予防について記載しました。チラシを配ったことで、地域住民からは「ずっと家にいて誰とも話してなかった。来てくれて嬉しい!」という声も聞かれ、声かけの重要性に改めて気付かされました。

●サロン団体への研修
コロナ禍でも、サロン団体が安心して活動ができるようにサロン団体向けの研修を開催しました。研修の内容は「コロナを知り健康を保つ!」。隠岐保健所から講師を招き、合計29団体が研修に参加しました。研修参加者からは、「コロナについて知らないことが多かったが、正しく知れて良かった。」「サロンの仲間たちに早く伝えたい。」という声も聞かれ、サロン活動の再開に向けての後押しとなりました。

このような、活動への支援を行うことを通して、つながりを絶やすまいと奮闘する地域の方々を、これからも応援していきます。

2021.5.24

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本サイトは「赤い羽根 新型コロナ感染下の福祉活動応援全国キャンペーン 居場所を失った人への緊急活動応援助成金」により作成したものです。