地域活動の事例集を作成し、住民の皆様のヒントに

港区社会福祉協議会(東京都)

港区社会福祉協議会では、3月から5月までサロンの活動自粛をお願いしてきました。6月からの再開に向けて、ステイホーム中にどのような悩みや困りごとがあったか、サロン活動者を対象に電話やアンケートで聞き取りをしたところ、「参加者の中には再開を望む人と、不安感が強い人で意見が分かれてしまい、どうしたらいいのかわからない」「他のサロンがどのような工夫をしているのか知りたい」といった声が寄せられました。

そこで、活動再開に向けてのガイドラインを発行するとともに、コロナ禍でも工夫をして活動を続けている人たちの事例を集め、「ヒントブック」を作成することにしました。作成に当たり、活動事例のヒアリングを行ったほか、10月に区内の活動者向けにハイブリット形式(オンラインと会場参加の併用)でワークショップを開催し、そこで意見交換したコロナ禍でも活動を続ける意味や、この状況を乗り越えるためのアイデアなども盛り込みました。さらには、「未来の豊かなつながりアクション」のホームページから事例を引用し、他府県の活動を紹介するページも作り、広く活動のヒントになるような誌面作りを心がけました。掲載許可のため連絡したことをきっかけに、他府県の民生委員さんや社協ともつながりができたことは、コロナ禍の今だからこそ生まれた縁となりました。

2020.12.9

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