地域福祉コーディネーター新聞「おうち日和」をお届け

大阪市都島区社会福祉協議会 地域福祉コーディネーター(大阪府)

大阪市都島区社会福祉協議会では、新型コロナウィルス感染症の影響により、令和2年3月ごろから地域の食事サービスやふれあい喫茶などの集いの場の中止が相次ぎ、区内で閉じこもり生活を余儀なくされた方々が多くおられました。身近な福祉の相談窓口である‘地域福祉コーディネーター’(大阪市都島区役所委託事業で9地域の小学校区に配置)のもとには、一人暮らしの高齢者や障がい者から、「何日も話す人がいない」「身体が動きにくくなった」「曜日や日にちがわかりづらくなってきた」などの不安な声が寄せられるようになりました。

そのような中、地域福祉コーディネーターは、「人と人との温かいつながりが途切れてしまわないように」という熱い想いから、地域福祉コーディネーター新聞『おうち日和Vo.1』を発行し配布することにしました。配布にあたり、大阪市都島区社会福祉協議会の各部門が協力し、記事掲載内容や配布方法について話し合いました。

新聞には、法人のキャラクター‘みやこりん’が出演し、自宅にいても身体機能を維持できる運動や、社協・地域福祉コーディネーターに相談してもらいやすいように、相談窓口の情報を掲載しています。 一人ひとりにメッセージを書いて‘おうち日和’を配布したことで、「嬉しかった」と喜びの電話や手紙での返信がありました。

今後は、普段関わりのない方についても、ボランティアなどとのネットワークを活用しながら、この取り組みを広げていきたいと考えています。自宅で一人だとしても、誰かとつながっているように感じてもらえるように、手書きのメッセージを添え、人と人とのつながりを絶やさない工夫を続けています。

2020.8.11

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