子どもサンタから施設に入居している高齢者へクリスマスプレゼント

苫小牧市社会福祉協議会(北海道)

苫小牧市では、市社会福祉協議会が福祉施設の協力を得て毎年行っている高齢者施設との交流事業(施設へのボランティアスクール)が中止され、施設に入居している高齢者は、家族とも面会が出来ない状況が続き、孤立感が高まっている状況でした。

そこで、入居している高齢者に地域とのつながりを感じてもらい、孤立感を軽減することを目的に、市内在住の子どもから大人まで幅広く呼びかけて手作りのクリスマスプレゼントを募集し、子どもサンタからプレゼントを贈る取り組みを実施しました。市内の児童センターにも協力を依頼し、子どもたちにカレンダーや塗り絵、折り紙などを作ってもらい、集まったプレゼント数は220点以上となりました。

例年と違い、今回のプレゼントの受け渡しは、感染症予防のため、施設の1階ロビーで行い、プレゼントを作ってくれた子どもたち(子どもサンタ3名)から施設長へお渡ししました。後日、施設のクリスマス会で受け渡しの風景を上映し、施設職員から入居者へプレゼントを渡していただきました。

施設からは、お礼とともに入居者の皆さんのとてもうれしそうな様子を伝えるお手紙を頂き、今回協力してくれた方に社協や児童センターからお手紙を送付します。

今回の企画は、コロナ禍で家族とも会えない施設入居者が地域とつながり、孤立感、孤独感の軽減になればと考えましたが、事業に協力、参加していただいた方々には施設の現状を理解していただくことにもつながったと感じます。今後も社協として高齢者が地域とのつながりを忘れないような企画を考えていきたいです。

2020.1.19

 

 

 

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