応援メッセージを送る「みんなの声・想いをつなぐプロジェクト」

総社市社会福祉協議会 総社市ボランティアセンター(岡山県)

総社市社会福祉協議会では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大予防により、地域の支え合い活動の自粛が余儀なくされている中で、だれでも自宅でできる地域貢献活動として、言葉による人と声、声と人のつながりの創出を目的に「みんなの声・想いをつなぐプロジェクト」を行っています。

言葉や絵でメッセージを寄せていただく記入様式を用意し、ふれあいサロン活動関係者やボランティアグループ、地域住民等、さまざまな団体へ案内したところ、多くのメッセージをいただくことができました。その中には、平成30年7月豪雨災害時にご協力いただいた団体もあり、団体同士のつながりも感じています。

社協の各相談支援センターが関わっているひきこもりの方などにも、訪問の際にメッセージのことを話し、ご協力いただくなど要支援者が地域とつながるきっかけづくりのツールとしても活用しています。さまざまな方の声を届ける中で、声のつながりでお互いの存在を確認することができています。多くの方が本プロジェクトに賛同していただき、言葉や絵のメッセージを受け取ることができています。その中には、子どもからのメッセージもあり、「卒業式や入学式ができなかったが、元気に過ごしている」と書かれており、企画者側も元気をもらいました。

集まったメッセージを社協の機関紙等に掲載して地域へ配布することにより、人から人へ想いをつなぎ、地域が明るくなればと考えています。新型コロナウイルス感染症が流行している中で、一人暮らし高齢者などが自宅で待機せざるを得ない状況もあり、孤立防止やつながりの低下防止に向けた取組も必要とされていました。「何をしたら良いのだろう」「自分たちには、何ができるのか」といった悩みがありましたが、本プロジェクトで「言葉で人を勇気づけることができることを知った」「新型コロナウイルス感染症が蔓延している状況下で、地域に貢献できた喜びを感じた」という声があります。

メッセージは、2020年4月30日~7月31日の期間において、こどもからおとなまですべての地域住民、関係機関(福祉施設や医療機関、当事者団体等)を対象に募集しています。本会のホームページやFacebook、Twitterへ掲載しており、本市だけでなく、全国の方とも想いのつながりを創出できればと思います。

今後もメッセージを多くの方へ伝え続け、また、メッセージを受け取られた方の気持ちを集め、メッセージを送ってくださった方へ伝える取り組みをしていきたいです。

2020.6.22

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