集まれないなら別の手段でつながろう!ラジオ番組「つながろう〜厚真〜」

厚真町社会福祉協議会(北海道)

北海道厚真町は、2018年9月、胆振東部地震により大きな被害が発生しました。新型コロナウイルス感染症の拡大により、町内の地域活動や被災者の生活・コミュニティー再建が停滞してしまいました。こうしたなか厚真町社会福祉協議会では、地域にある社会資源と住民力を生かして、5月13日より、「あつま災害エフエム」を使い被災者コミュニティー活動等を紹介する番組を開始しました。

放送は、祝祭日を除く月曜日から金曜日の13時半〜14時の30分間。パーソナリティは社協職員が務めています。福祉・生活・健康関連情報、聞いて出来る介護予防、季節の小話や早口言葉などが発信されていますや。感染予防を徹底した上で地域住民や民間団体、地域おこし協力隊などをゲストに迎え、住民参加型のラジオ放送になっています。

電波が届かない地域には、出張FMラジオも企画しており、町議からはYouTube配信の希望もされています。

「準備や告知が不十分な状況でスタートしましたが、子どもから高齢の方まで聞いてくださり、ボランティアや住民さんから協力的な声もいただいています。社協だけではできない地域福祉活動を展開しています」と担当者は語ります。

社協では今後、社協職員以外にも、アロマやリラクゼーション、薬膳、介護予防などさまざまなジャンルのゲストにも参加してもらい、感染予防対策をした上での住民参加型ラジオコミュニティー作りを一層展開していくこととしています。

最後に担当者は、「この活動から、新たなコミュニティー形成スタイルが生まれる可能性も期待できそうです。さまざまな化学反応を感じながら、地域住民と手を取り合って、知恵を出し合い地域福祉活動に取り組んでいきたいと思います」と手ごたえを語ってくれました。

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