IP端末を使用した顔の見える交流活動

鶴居村(北海道)

鶴居村では、村内5地区で地域住民によるサロン活動が行われていましたが、コロナ禍で2月末より休止となりました。村社会福祉協議会では、参加者から「集えなくて寂しい」という声が聞かれたことを受け、各地域のサロン代表者と協議し、サロンを運営する住民が参加者にIP端末を使用してテレビ電話を行い、顔の見える交流を行う活動を6月より始めました。

IP端末は、双方向告知システムを利用した機器で、光ネットワークにより行政と住民が双方向でやりとりができる新しいコミュニケーションツールです。村の施策で各家庭に設置されており、各関係機関からのお知らせなどをご自宅にいながら受け取ることができます。またテレビ電話としての機能も有していますが、あまり活用されていませんでした。電話を受けた参加者からは、顔が見えていいと喜ばれています。

7月6日~10日にも村内で大々的にテレビ電話による交流が図られ、気になる世帯には訪問をするなど、各地区で試行錯誤の取り組みが行われています。「育てた野菜の写真をサロン仲間にLINEで送り合うなど、これまで気づいていなかった日常のつながりを感じる機会にもなっている」と村社協の高瀬仁さんは話します。

2020年11月13日

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