オンラインサロンpart3(事業報告)

2021年09月01日

テーマ:コロナ禍におけるつながりを絶やさないための居場所づくりの展開
2020年12月14日(月) 14:00~15:45
参加者104人(社協、NPO・ボランティア団体、福祉施設、行政等)

 

変化を楽しむ 新たな居場所づくり等の展開へ
NPO法人たすけあい遠州 稲葉 ゆり子さん(静岡県袋井市)

働く女性の支援や助け合いの仲間づくりを目的に、団体を設立。困った時はおたがいさまと活動してきましたが、コロナ禍で集うことが難しくなり、21年間常設運営した「もうひとつの家」を閉じることにしました。同時に、コロナ禍でできることとして、個人宅での「出前居場所」や屋外で集う「青空居場所」の実施、週2回昼食を届ける「わが家のごはん届けます」、有償の助け合い活動に取り組んでいます。この25年間の活動を振り返ると、食事一つとっても「配食→配食と会食→会食→配食」と変遷があります。そのときの状況に応じた変化を楽しみながら、これからもみんなの生きがいや楽しみとなる活動を目指します。

〇コロナ禍は、活動が変化するきっかけの一つに過ぎない。前向きにできることを考える。
〇直接対面する工夫として、3密を避け、感染対策のうえ個人宅や屋外を活用。
〇メンバーの声を大切にして、絶えず地域の課題に目を向け、変化を恐れずに取り組む。

 

「オンラインお茶会」に取り組んだ一市民の挑戦
東久留米市住民 沖原 寧子さん(東京都東久留米市)

シニア向け傾聴サービスの仕事に携わる沖原さんは、人と人のつながりが途絶えてしまうことを危惧。「オンラインでもつながる」練習をしよう!と、市役所や市社会福祉協議会に相談し、2020年7月に一人で活動を始めました。655世帯にチラシを配布した1回目のオンラインお茶会は、申込者1人。そこで地元のまちづくり団体や歌声喫茶などに参加しながら周知し、2回目は3人が参加。そこでの「健康体操が休止中で体を動かしていない」「やはりオフラインも必要」という話題から、体を動かす企画を会場参加とZoom参加を組み合わせたハイブリット方式で10月に開催。今後も、既存の活動のオンライン化を支え、地域のつながりづくりを応援していきます。

〇地域の人にオンラインの可能性や操作を理解してもらうために、既存の地域活動に積極的に参加し、つながりをつくる。
〇オンラインの操作手順をチラシに詳しく掲載したほか、質問にも丁寧に答えてサポート。
〇一住民の思いを、市社会福祉協議会の地域福祉コーディネーターが支え、実現へ。

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本サイトは「赤い羽根 新型コロナ感染下の福祉活動応援全国キャンペーン 居場所を失った人への緊急活動応援助成金」により作成したものです。