オンラインサロンpart4(事業報告)

2021年09月01日

テーマ:コロナ禍における地域福祉活動再開に向けたチャレンジ
2021年2月22日(月)15:00~ 17:00
参加者115人(社協、NPO・ボランティア団体、福祉施設、行政等)

 

できないことをできることに!地域活動再開に向けての工夫
宝塚市社会福祉協議会(兵庫県)

宝塚市社会福祉協議会では、地域活動再開に向けて、活動者の声や市の保健師の助言を盛り込んだ独自のガイドラインを2020年6月に作成し、全自治会と集いの場に配付。働きかけにより、市内の過半数以上のサロンがさまざまな形で再開しました。また、行事や研修会を中止にせざるを得ない状況下で、ICTを活用できたら地域活動にもプラスになるのではと考え、見守り活動交流会をオンラインで同年7月に開催。4会場からの参加とZoom参加を組み合わせて、オンラインを初体験した住民は、新たなつながり方の可能性を体感。オンラインに挑戦したい地域団体に、周辺機器の貸し出しや出張サポートを行い、応援しています。

〇住民同士で「集う目的」「大切にしたい思い」を話し合うことを、社協がサポート。できることを模索するなかで、集うこと以外の見守り活動が生まれている。
〇活動交流会を通じて住民がオンラインを体験し、ICTを地域活動に導入するきっかけに。

 

コロナ禍でもやめられない!しまねのおたがいさま
地域つながりセンター(島根県)

有償たすけあいシステム「しまねのおたがいさま」は、2002年に生協しまねの組合員活動として始まりました。各地の6団体がそれぞれ任意団体として活動しており、これらを支援する「地域つながりセンター」を2014年に設立。おたがいさまの利用は、組合員枠を外し、誰でも、いつでも、どんなことでも利用が可能です。コロナ禍では、遠方で帰省できない親族から、空き家の風通しや墓掃除の依頼が微増。iPadで孫と話したいという依頼や、失職して生活困窮している人への食事支援なども。不安も含めて仲間のさまざまな声を共有し、利用者・応援者双方が感染対策を行って納得ができるように丁寧につなぐことが、活動の継続につながっています。

〇日頃のもやもやする事例を諸団体で共有・交流することで、お互いに元気に!前に!
〇県や民間の補助金・助成金等を活用して、感染予防グッズやWEB環境の整備、研修等を行った。
〇「おたがいさま」の当事者性を大事にしてきたことが、コロナ禍でも活動を止めない源に。

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本サイトは「赤い羽根 新型コロナ感染下の福祉活動応援全国キャンペーン 居場所を失った人への緊急活動応援助成金」により作成したものです。