ガチャ募金で、つながっちゃいました!

長岡市社会福祉協議会(栃尾支所)

長岡市栃尾地域では、新型コロナウイルスの影響で、①ボランティア活動の受入先減少によるボランティアの活動意欲の低下や活動者数の減少、②イベント減少による赤い羽根共同募金額の減少、という課題が浮き彫りになりました。

そのため、地場産業である繊維関係の企業や組合から寄附いただいた生地を材料として、ボランティア団体が作製した小物と、地元の高校生が書いた「コロナに負けるなメッセージ」を景品とする「とちおつなガッチャ募金プロジェクト」を実施することにしました。料金は1回100円。10月に開催される地域のイベントに設置し、その後も12月末まで、地域の公共施設や各種イベント等で設置する予定です。

この活動を通して、ボランティア団体や企業等へお声かけをした際に、皆さんのリアクションがとても前向きで、このような時期だからこそ世代や団体を超えて地域がつながろうという想いを肌で感じることができました。
さらに、この活動によって、①企業のCSR、②地場産業のPR、③福祉教育、④ボランティア活動の機運醸成という、各々がWIN-WIN(うぃんうぃん)な関係でネットワークを構築できた点が大きな成果でした。

今後は、この活動を①雪の多い冬期に、在宅でできるボランティアのメニューとする、②脳トレを兼ねたサロン活動のプログラムとする、③多世代交流を目的としたプログラムとする、④景品に地元のアール・ブリュット作品(注)を入れる、といったアイデアや工夫も生まれてきています。今後もより多くの方がこの活動に参加し、地域福祉課題の解決につながる仕掛けづくりを地域の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

注)アール・ブリュットとは、加工されていない生(き)の芸術であり、障害のある人・子ども・素人芸術家らの作品を指すため1947年ごろから用いられている(出典:あいちアール・ブリュット https://www.aichi-artbrut.jp/about)。

2022年10月24日

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