~ココロつながる~かすかべココつな便!

春日部市社会福祉協議会

春日部市社協では、生活福祉資金の特例貸付の相談を受けるなか、特にひとり親家庭がコロナ禍による影響を受けており、複合的な課題を抱えていることや、相談先がないということがわかりました。そこで、ひとり親家庭に対し、相談支援を通じた食糧支援をする事業として、2020(令和2)年11月より、「かすかべココつな便」事業を始めました。

「かすかべココつな便」事業では、地域の方からの寄贈品と社協で購入分を合わせ、日用品や生鮮食品などを配付しています。実施にあたっては、市内の社会福祉法人等による相談支援及び配付、ボランティアの方による食材の仕分けや配付場所への配達等、地域の多くの方に関わっていただいています。

また、野菜等を入れているチラシの箱は、ボランティアの方や、障害者施設の利用者の方に作成いただいたものを使用しており、“誰もが担い手”という視点を心がけています。

2022(令和4)年6月現在では、47世帯(183人)の登録があります。「今まではどこに相談していいかわからず一人で考え込んでいたけれど、今は話を聞いてくれる場所ができて安心です」、「子どもも、毎月ココつな便の日を楽しみにしています」など、好評の声をいただいています。

今後も、“分野を超えたつながりづくり”を通して、より充実した相談支援を行い、生活に寄り添うことはもちろんのこと、誰もが地域の一員であり、誰もが担い手であるということも発信していきたいと思います。

2022年8月16日

 

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