20年以上続けていた居場所を閉じ、“変わることを楽しむ”新たな助け合い活動を展開――気づきや地域の声に応えて開始した新しい活動

たすけあい遠州(静岡県)

〇活動の内容
たすけあい遠州では、2020年5月になってもコロナ禍が収まる状況でなく「このまま家賃を払い続けたら寄付をしてくれる皆さんの気持ちを無駄にしてしまう」と20年以上続けてきた居場所「もうひとつの家」を閉じることにしました。

居場所を閉じた後は、3月から始めた食事を届ける「出前居場所」や「青空居場所」などの活動を継続して取組んでいます。

コロナ禍の中でも、「今、何ができる?」とスタッフで何度も何度も話し合い、上記の活動に加え「わが家のごはん届けます」という名前で週2回10食程度、昼食を届けたり、つくろい物を届けたりする活動などを行っています。任意による助け合い活動を頼む側が、頼みやすくするために有償(1回200円)で始めています。

〇活動の効果
気になる方のお宅へ手作りの昼食を持参して複数で出向く「出前居場所」を始め、玄関先で布を広げて食事を並べ語り合いながら食べることで家族のような強い絆が保たれると感じています。時には、「外で食べよう」と誘って公園で食べることで気持ちのリフレッシュや歩行することで介護予防にもつながっています。有償で任意による助け合い活動で様々な人が助ける側にもなっています。

2020.7.16

 

この記事をシェアする

お問い合わせ先

お問い合わせ
本サイトは「赤い羽根 新型コロナ感染下の福祉活動応援全国キャンペーン 居場所を失った人への緊急活動応援助成金」により作成したものです。