「新しい生活様式」に対応した見守り活動

大阪市西区地域福祉見守り活動応援事業(見守りコーディネーター)(大阪府)

2020年3月より地域活動が中止となり、これまで進めてきた、「顔の見える関係づくり」「地域でのつながり・交流」「居場所づくり」などが全くできない状況となりました。そのため、大阪市西区では今まで構築してきた関係性がなくならないように、会って近況を伺う形ではなく、新しい生活様式を実践したポスティング・電話での見守り活動をお願いしました。

各地域社協に消毒液とマスクを配布し、月1回の見守りコーディネーター連絡会等で保健師から感染予防の情報提供を行い、各地域で広めてもらいました。4月に入ると連絡会の開催も難しくなりましたが、コロナ禍での見守り活動に不安やストレスを抱えこまないよう、個別での聞き取りや人数を分けて連絡会を開催し、こまめに情報共有を行いました。

「会って話すことができないと、変化に気づきにくい」という根本的な課題は抱えつつも、「少しでも何かできることはないか」という思いのもと、見守り活動を続けました。「特別な状況だからこそ気づくことがある」「電話をかけると本当に嬉しそうな声でしゃべってくれた」など地域の見守り活動、地域活動の必要性や日頃の積み重ねの重要性に気づくことができました。

今後、この状況が続いていくことを想定し安否確認だけでなく、web環境整備状況の確認、体操・娯楽などを楽しんでもらえるような在宅での生活の提案を見守りコーディネーターと共に検討しています。

2020.8.28

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