「本物?サンタがやってくる!」コロナ禍での訪問型事業の可能性

宇治田原町社会福祉協議会(京都府)

宇治田原町社会福祉協議会では、毎年一人親家庭のつどい事業として開催している「夏の日帰り旅行」をコロナ禍のため残念ながら中止としましたが、「冬のクリスマス会」については何とか子どもたちに夢を届けようと、「サンタがお家にやってくる!」事業を新たに企画しました。

事前に申し込みをすると12月の24日~25日にかけ「本物のサンタ?」が各家庭を訪問します。本会の会長、副会長がサンタになって素敵なプレゼント(図書カード及びサンタブーツお菓子セット)を子どもたちへ手渡しします。小さい子どもたちはとても楽しみに待っており、サンタさんへのメッセージカードやプレゼントを渡してくれることもありました。ポラロイドカメラでサンタさんと記念撮影をパチリ。ポラロイドフイルムはすぐに現像できるのでその場で記念として各家庭へとお渡ししました。

また、障害児を対象とした「ふれあいのつどい事業」、一人暮らし高齢者を対象とした「新年のつどい事業」も同じく「サンタがお家にやってくる!」企画として同時期に開催しました。

高齢者へのプレゼントは町内業者に発注した「特別クリスマスロールケーキ」と「京都府消費生活相談センターからの啓発グッズセット」に加えてなんと!「年末ジャンボ宝くじ」も1枚同梱し、もしかしたら3億円???の夢と一緒にお届けしました。

コロナ禍により、これまで通りの「つどい型事業」の実施が困難となり社協の事業がほとんど中止や延期となってしまいました。しかし、このような情勢の中でも何らかの形を変えた事業展開ができないかと役職員で頭をひねった結果、訪問型でかつ申し込み制の事業であれば実施可能ではないかとのアイデアが浮かびました。これまでの事業主旨を継続しつつ、これまで「つどい型事業」に参加できなかった方からの多くの申込みもあり、新たなつながりが生まれることとなりました。コロナ禍で悩みながらも実施した事業ですが、今後本会の活動が大きく広がる効果となったと考えています。

2021.6.9

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