「笑顔を絶やすな」~オンライン面会など

社会福祉法人慈愛会 南界園(鹿児島県)

社会福祉法人慈愛会 南界園では、2020年2月14日から新型コロナ感染症感染防止のため、面会の一部制限を行いガラス越しの面会を実施しました。感染拡大に伴い3月2日から一切禁止してきました。日を追っていくにつれて入所者様の顔から笑顔がなくなっていくのが目に見えてわかるようになりました。

このため、4月13日からオンライン面会を実施しました。このことは入所される方ばかりでなく、ご家族の皆様からも好評でした。しょんぼりしていた方も少し笑顔が戻ってきたようです。しかし、ご本人やそのご家族にしても画面を通しての会話には少ししっくりこなかったり、端末の扱いに不慣れであったりで、心の底から笑顔になれていないような気がしました。

オンライン面会

そこで、緊急事態宣言解除及び5月21日のロケット打ち上げから2週間経過後の6月3日から一部制限を緩和しました。島内居住のご家族に限り、玄関ロビーでの10分間面接に踏み切りました。このことで、ご本人やご家族の皆様に笑顔が戻ってきました。短い時間ですが、屈託のない笑顔が戻ってきました。介護をする者にとってもうれしい瞬間です。力がもらえる気がします。

国の指針ではやむを得ない場合に限りとしていますが、鹿児島県内や種子島内の状況を見ると妥当であったと思っています。

これからも必要な対策をしながら,笑顔を絶やさない努力を続けます。

2020.6.25

職員による清拭消毒

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