ひとり暮らし高齢者友愛訪問

養父市社会福祉協議会 大屋支部(兵庫県)

コロナ禍の影響により、地域のさまざまな活動や事業が制限される中、高齢者の閉じこもりによるフレイルの進行や、社会的孤立が懸念されるなど、これまで以上に“心に寄り添う見守り活動”が大切になっています。
そこで、養父市社会福祉協議会 大屋支部では、住民同士のつながりを途切れさせない取り組みとして、7月2日、大屋地域の87歳以上のひとり暮らし高齢者64人へ、ボランティア21人が友愛訪問を行いました。

訪問先では、ボランティア手書きのメッセージ入りうちわや、自宅でできる体操チラシなどを手渡しながら、高齢者の体調や心配ごと、困りごとについて聞き取りをしました。「コロナで集う場もなく、寂しかった。ゆっくり話せて良かった」「このような訪問ならまた来てほしい。うちわも大切に使わせてもらう」など嬉しそうに話す高齢者。ボランティアからは「普段の生活の様子など話題が尽きず、改めて話し相手を求められていると感じた」「コロナで活動も自粛していたので、とても良い機会になった。ボランティアにとっても今後の励みになった」など活動後に感想を話していました。

訪問を通じて把握した、身体の状況などが気になる高齢者については、関係機関につなぎ情報を共有しました。困りごとについては、買い物、掃除、洗濯のほかにも、不燃ごみ置き場まで距離があり大変、台風時が怖い、集まりごとも少なく話し相手がいないなど、ひとり暮らしゆえの困りごとや不安もあり、これらは生活課題として今後の生活支援の取り組みに活かしていきたいと考えています。

今回の事業を通じて、改めてつながりの重要性を感じたので、新しい生活様式に沿いながら今後も心に寄り添う見守り活動を続けていきたいと思います。

2020.8.11

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