地域の見守りホッとガイドブック集Ⅱ(防災編)~災害時でもつながるために「日頃からの備え」を~

苫小牧市社会福祉協議会

新型コロナウイルスが流行して2年以上が経過しましたが、未だ多くの地域で活動の制限を余儀なくされているのが現状です。これまで苫小牧市社会福祉協議会では、コロナ禍においても見守り活動を推進するため、「そもそも見守りとは・・・」や「非接触の見守り事例」の内容掲載した、ガイドブック集を2020(令和2)年10月頃に発行しました。

2021年(令和3)年5月頃に第2弾としてアンケート調査を実施。依然として、地域活動の停滞や安否確認等に対する不安の声は多くありました。加えて昨今、全国各地で災害が発生しているなか、「防災」に関しては非常に関心の高い結果となりました。日頃の見守り活動に加えて、災害に備えるためには「日頃の備え」が大切です。そんな想いから、地域の見守りホッとガイドブック集Ⅱ(防災編)の発行に至りました。

●震災の経験から災害対策本部、災害ボランティアセンターを知っていただく機会に2018(平成30)年に9月に最大震度7を観測した北海道胆振東部地震が発生しました。災害の最中、実際に各機関が、どのような支援・役割を担っていたのか、震災からの経験をもとに掲載しております。

●災害時の見守り体制に向けて~避難行動要支援者支援制度の活用~避難行動要支援者支援制度とは、万が一災害が起きた際、自力での避難を困難とする方に対し、町内会等を中心に身近な地域の人たちで支え合う仕組みです。市で要支援者の対象者名簿を作成はしていたものの、名簿の活用方法について、多くの町内会では、課題に感じておりました。

そのなかで今、町内会や民生委員を中心に、市役所(危機管理室)と包括支援センター、社会福祉協議会等の関係機関で情報共有を図り、対象者名簿の整理や地図マップによる見える化、個別避難計画の作成をしながら、災害時の見守り体制づくりを進めています。

2022年8月16日

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