地域を守りたい!木間地区住民の挑戦

木間地区社会福祉協議会(山口県萩市)

山口県萩市木間地区は、萩市の中心地から15kmの中山間地にあり、人口104人、57世帯、高齢化率72%、2018(平成30)年3月末には萩市立木間小中学校が閉校し、過疎が急激に進んだ小さな地域です。

市社会福祉協議会では、木間地域ささえあい協議体(第2層)を2019(令和元)年度よりはじめ、地域の課題整理や地域資源の整理を行いながら、住民福祉講座を行うなど福祉意識の高揚に努めました。

そして、2020(令和2)年度はコロナ禍の中、ついに住民主体で行う通所型サービスB「農家の休日」が毎週1回開催される運びとなりました。もちろん、廃校となった建物を利用しています。

じいちゃん、ばあちゃんから子や孫までが慣れ親しみ育った校舎を守っていくという思いは、住民一人ひとり強く熱いものがあります。

しかし、みなさん元気とはいえ超高齢の方々の集いの場となると、感染予防が気になってなかなか思うようにはいきません。担い手のみなさんは、細心の注意を払い工夫しながら開催しています。

さらに、2020年度は萩市が行う「夢プラン」にも積極的に取り組み、廃校舎と地域資源・地域の人材とフルに活用したワクワクするイベントの実施に向け、準備を進めているところです。

さらに、これらの事業を進めるにあたり、拠点となる事務所とコーディネートの役割りを果たすため、2021(令和3)年4月9日に木間地区社会福祉協議会を設立します。コロナ禍の中、本当に小さな小さな地区ですが、地域住民と行政、社協、関係機関が連携協働した“オール木間”で地域を盛り上げます。

2021.3.30

 

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