コロナ禍に立ち向かう草津市社会福祉協議会の魅力活動

草津市社会福祉協議会(滋賀県)

草津市社協では、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、2020年度当初より高齢者地域サロンをはじめ多くの地域福祉活動や事業の一部を中止や延期とせざるを得なくなりました。このことにより支え合い、助け合い、生きがいづくりなどの地域福祉活動がほぼ停止することとなりました。

このような状況下で、地域福祉活動の一日も早い再開を願いつつ、「コロナ禍に立ち向かう草津市社協の魅力活動」と題して、①三密を防ぎながら「つながり」を途絶えさせない、②地域の実情に応じた福祉活動を展開していく、ことを目的とした活動を進めました。

【1】学区社協等応援新聞
14の学区社協・学区民児協等を対象として5月から応援新聞を発行しました。新聞に、新しい生活様式を取り入れた取り組みやこの時期だからこそできる新しい地域福祉活動15事例(「言葉にできないなら文字で伝えよう事業」、「食をテーマに安心を届けよう事業」等)を掲載し、地域福祉活動再開のヒントを提示しました。

【2】市内の企業・団体等(草津市社協賛助会員)応援ステッカー
コロナ禍で日々奮闘されている草津市社協賛助会員に元気をお届けすべく、オリジナル応援ステッカーを作成し、学区社協を通して、市内の企業・団体等480社へ配布しました。

 

【3】福祉関係施設等へのフードドライブ~「もったいない」から「ありがとう」へ~
コロナ禍でのフードドライブ事業として、企業や団体等からご寄附いただいた食品約6,805kg、お菓子520袋、玉ねぎ約9,000個、納豆680個を市内の福祉施設・事業所、児童育成クラブ、生活困窮者の支援をしているボランティアグループ等へお届けました。このことで企業や市内関係施設、団体等とのつながりの輪も広がりました。

 

【4】市内の多くの人・団体等を応援『素敵なまごころ便』
コロナ禍でも活動を続けておられる地域サロン、福祉関係施設・事業所、児童育成クラブ、子ども食堂等を通じて高齢者や障害者、子どもたちを応援するため、『まごころ便(市内の障害者就労支援事業所からご寄附いただいたポストカードや詩人 里みちこさん の詩が入ったオリジナルカード、企業や団体からのご寄付いただいた消毒液等、草津市赤十字奉仕団が調理した炊き込みご飯等)』を6回に分けて延べ398の団体・市内関係施設等へお届けし、新しいつながりの輪を広げました。

 

【5】『あなたのための音楽祭』の開催
活動の機会が減ってしまった音楽ボランティアグループの活躍の場となるように、ソーシャルディスタンスを保ちながら、『あなたのための音楽祭』を11月14日(土)に開催しました。第一部は高齢者向けの懐メロをテーマにしました。参加者からは「爽やかな気持ちになり、音楽の素晴らしさを感じました」という声があがりました。

また、第二部は、ファミリー向けの曲をテーマにし、「久しぶりに子どもと一緒に外出ができました。」との声をいただきました。コロナ禍において、ひと時の豊かな暮らしを提案できました。

 

【6】『ふくちゃん(*)マスクプロジェクト』
新たな出会い・つながりづくりのきっかけとなるよう、「ふくちゃんマスク」と「クリアファイル」でマスクケースづくりを行う『ふくちゃんマスクプロジェクト』を実施しました。今後も市民の豊かな生活を提案できるように、マスク・マスクケース作成ボランティアの拡大、活性化を図っています。

(*)「ふくちゃん」は草津市社協のキャラクターです。

2021.3.31

この記事をシェアする

お問い合わせ先

お問い合わせ
本サイトは「赤い羽根 新型コロナ感染下の福祉活動応援全国キャンペーン 居場所を失った人への緊急活動応援助成金」により作成したものです。