新しい生活様式を取り入れた秋の社会見学

宇治田原町わかば会×宇治田原町社協(京都府)

宇治田原町わかば会(会員70名)は、町内在住65歳以上一人暮らし高齢者の当事者組織として平成元(1989)年から活動を続けています。例年、温泉旅行や老人福祉センターでのつどい事業を開催していたのですが、今年度は新型コロナウィルスの影響を受け、特に春の総会兼温泉旅行は政府の緊急事態宣言機関と重なり中止。総会は文書決議のみとなりました。

秋の社会見学は何とか実施しようと事務局で案を練り、7月27日に開庁した宇治田原町役場新庁舎の見学会を、新しい生活様式をとりいれながら実施することを決定しました。例年は1台のバスで1日かけての社会見学でしたが、町内での見学会(近くなので時短になる)、また「三密」を避けるということで同じ内容を4日間開催し、1日当たりの参加者を8名までに分散しました。

庁舎見学終了後のランチは町内業者さんを利用。4種の昼食(和食・和洋折衷・洋食・コロナにカツ)で、選べるランチを用意しました。参加には町営バスを活用した「直接集合」、また「マスク」の着用」「検温の実施」「消毒液の活用」を必須とし、特に注意を払いました。本会事業も含め町内の高齢者向け事業もほとんど中止・延期であったため、チラシ配布後1週間で定員は満員となりました。

また、社会見学に参加できなかった方にも笑顔を届けようと、「わかば会笑顔のメッセージリレー」も併せて実施しました。これは、見学会の参加者にコロナに関してのメッセージをボードに記入いただき、皆さんの笑顔と共に写真を撮影し、参加者全員の写真をサムネイル形式に編集(ミニパネル)して会員さんにお届けする内容です。幸いなことに、開催の時点においても本町内からはコロナ患者が1名も出ていないこともあり、無事に日程通り開催することができました。1日目はKBS京都TVの取材もありインタビューも受けました。

参加した皆様からは、「たとえ少人数、短時間であっても集まれること、お会いして話ができること、ずっと楽しみにしていました」と非常に喜んでいただけました。冬のつどいも、今年度は例年の老人福祉センターでのレクリエーション&昼食会ではなく「サンタがお家にやってくる!」と訪問型のイベントを企画しています。

2020.10.21

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