自宅でできる介護予防・つながりを絶やさないための取り組み

大阪市城東区社会福祉協議会(大阪府)

大阪市城東区社会福祉協議会では、地域の拠点に集まっての取り組みが中止となり、区内の高齢者から「毎日、家ですることもなく退屈」「同じニュースばかり見ていて気が沈む」という声を聞きました。そこで、身体も心も健康に保ってもらえるよう、体操プリントやふりかえり日記等を配付する取り組みを始めました。区内の介護予防教室を中心として、地域の地縁団体やケアマネジャー、移動販売車等にも協力を得て、配付を進めています。

その中でも、介護予防教室参加者に配布したふりかえり日記には、運動や会話のチェック、簡単な記憶テスト(「昨日の夕飯は何?」「おとといのお天気は?」)等、介護予防に加えて、人とのつながりを絶やさないためのポイントを入れました。書かれた日記を確認すると、「ストレッチのプリントをしています」「隣の人からおすそ分け。いつも感謝」「友人から電話あり。心配してくれて嬉しい」等の言葉がありました。ステイホームの中でも、つながりを絶やさず暮らされている様子が伺えて、心が温まりました。

新型コロナウイルスの影響により、地域住民が主体となり進める集いの場や催しも急に中止せざるを得ない状況が続いています。日々変化する状況下で、少しでもハリのある生活が送れるよう、人とのつながりを絶やさず暮らしていけるよう、地域住民とともに考えていきたいと思います。

2020.8.11

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