自粛生活の中でも仲間や職員の顔を思い出して、フレイル予防に取り組む

大阪市西成区社会福祉協議会(大阪府)

緊急事態宣言以降、西成区においても多くの地域でサロン活動を中止し、大阪市西成区社会福祉協議会が主催する介護予防教室など集いの活動も、感染拡大防止の観点からやむを得ず中止していました。この間、区社協では大阪市社会福祉協議会及び各地域社会福祉協議会と連携し、地域の高齢者にお弁当の配食(296食)や熱中症予防や体操に使えるタオル(1,000枚)を配付しました。

また、地域包括支援センターが中心となり、自粛生活を余儀なくされている高齢者向けに、臨時の広報紙を3か月に渡って発行。「一人暮らし高齢者が今何を不安に思っているか」を検討し、①「感染拡大防止のための注意喚起」、②「特別定額給付金の申請や新型コロナ便乗詐欺などの生活情報」、③「自粛生活によるフレイル予防のため体操や脳トレ問題」の3つの記事を継続して掲載しました。

緊急事態宣言解除後の7月、十分な空間の確保と換気、検温や手指消毒を行い、集いの場を再開しました。参加者からは、「タオルを使っての体操は初めてだったが、広報紙で職員さんがやっているのを見て自宅で挑戦した」「身体だけでなく頭も衰えるので脳トレはありがたかった」「運動できなくても皆さんの顔を見るだけで元気が出る」など、自粛生活の中でも、広報紙をきっかけに、仲間や職員の顔を思い出しながら頑張ってきたことを互いに労っていました。

2020.8.11

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