安否確認を兼ねた配食が笑顔をつなぐ

大阪市東淀川区社会福祉協議会(大阪府)

大阪市東淀川区においては全17地域で各種地域福祉活動が実施されてきましたが、コロナの影響により2月頃から休止を余儀なくされました。緊急事態宣言の解除を受け、6月から各地域で再開に向けた動きが徐々に始まりました。「ふれあい型食事サービス」もその一つで、通常はボランティアの手作り等による会食を実施していますが、3密を避ける目的もあり調理場・器具等の消毒を徹底したうえで、安否確認を兼ねた配食やテイクアウト方式から再開する地域が順次でてきました。区社協が支援する「高齢者食事サービス連絡会」における地域間の情報交換・共有がきっかけで各地域の工夫をこらした再開につながりました。

早朝より準備を行い、弁当・味噌汁にお手紙を添え、ボランティアがそれぞれ利用者宅を訪問し笑顔と一緒に届けました。区社協職員も同行させてもらい、利用者、ボランティアの笑顔と楽しい会話を伺い、会食の一日も早い再開を支援していきたいと感じました。

あるボランティアからは「食事サービスは21年目を迎え、利用者の笑顔を見ることが私たちの活動の源でもあり、元気をもらいます。いつまで続けられるか分からないですが、自分自身のためにも体力の続く限り頑張りたい」との声も聞かれ、あらためて「人と人、心と心をつなぐ」食事サービスの必要性とボランティアの果たす役割の大きさを感じました。

2020.8.28

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