「社協つながりプロジェクト」の取り組み

江南市社会福祉協議会(愛知県)

江南市社会福祉協議会では、新型コロナウイルスの影響により、地域のサロン活動の再開のめどが立たずこれまでサロンを利用していた参加者は自宅待機が続いていました。そのため、サロンのスタッフや参加者、生活支援コーディネーターとの関わりがなくなってしまわないように、「社協つながりプロジェクト」を企画しました。

今回、プロジェクトを実施するにあたり、はじめにサロンを開催している団体に状況確認とプロジェクトへの協力についてアンケートを行いました。アンケートでは、「自宅でできること、自分のできること」をテーマとして、3つの寄付をとおした地域活動への参加を呼びかけました。

①家庭菜園の野菜の寄付(くらしに困った方、子ども食堂への活用)
②手作りマスク等の寄付(マスク不足の方々、サロン団体へ活用)
③絵手紙等の工作品の寄付(サロン団体へ活用)

寄付していただいたものは、サロンへの活動支援として「サロン応援パック」、くらしに困った方へ「社協つながりBOX」を用意し、活動を再開するサロン団体や社協の窓口に相談に来られる方へお渡ししました。

このプロジェクトに協力いただいた地域の方の紹介や寄付品の活用先について紹介するために市社協ホームページ内に「つながり報告」として掲載しています。

コロナ禍の中、このプロジェクトを通してスタッフや参加者同士で声を掛け合うきっかけとなり、地域の方やサロン団体への声掛け活動にもつながりました。また、集まることが困難な中で、集まらなくても、また、活動の意味づけを工夫することで「新たなつながり」を生みだすきっかけになることが共通の認識となり、サロン団体への呼びかけで開始した取り組みが、地域住民への協力につながり、地域で新たなつながりを生み出しながら広がることができました。

【社協つながりプロジェクト】概要
・サロン応援パック:サロン再開後押し支援 全35団体に実施
・社協つながりBOX:相談者 63名に実施
・協力者:180名(サロン団体・近隣住民)
・寄付品:野菜、マスク、工作品

2021.4.26

手作りマスク

  寄付いただいた野菜

配付のようす

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