つながりアクション ~除雪隊の活動から、近隣同士・地域全体の支え合いへ~

苫小牧市社会福祉協議会 (北海道)

年々、高齢化等を背景に、除雪に関する困りごとが増加傾向にあることに伴い、新たなボランティアの確保も、難しくなってきています。そこで現在、苫小牧市社会福祉協議会では、町内会や老人クラブなどを中心に、除雪を通じた地域の支え合い活動を進めています。以前より、数カ所の町内会や老人クラブでは、除雪隊として活動していました。今年度は、2カ所の町内会が新たに除雪隊を結成し、コロナ禍で活動しています。

除雪隊から、日頃の見守りへ
ある町内会では、老人クラブと協力しながら、「高齢者の孤立化防止」を目的に除雪隊として活動しながら、安否確認・見守り活動を行ってい、高齢者が安心して暮らせるよう、日々活動しています。

長年の積み重ねから、近隣同士の助け合いへ
地域にお住まいの高齢者の、「雪かきができず、近隣に迷惑をかけてしまう」との声をきっかけに、2007年頃から活動している、町内会もあります。長年、除雪隊の隊列を組んで活動していた中、除雪に困っていた高齢者の近隣の方から、「隣に住んでいたけど、除雪ができないのを知らなかった」等の話がありました。その後は、その近隣の方が除雪隊に引継ぎ、支援をしています。

除雪隊の取組みが、近隣同士の「新たなつながり・支え合い」となっています。

町内会会館の支え合いも・・・
町内会の会館も、管理人が高齢等により除雪が困難になっています。そこで、除雪隊が、管理人をサポートするために除雪のお手伝いをしている地域もあります。除雪に困っている方だけでなく、会館の環境整備のため、日々活動しています。

除雪隊を「少しずつ・できる範囲」で地域へ広めていきます!
今後、除雪隊の取り組みを市内全体へ周知をしながら、除雪隊を通じた地域のつながり・支え合いを広げていきたいと思っております。

コロナ禍においても、屋外活動を中心に、除雪隊や見守り活動の推進を図っていきます。

2022.2.10

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