大阪大学学生グループ「すいすい吹田」×五月が丘地区福祉委員会×吹田市社会福祉協議会
大阪大学学生グループ「すいすい吹田」では、高齢者等の外出自粛による心身への影響を危惧し何か出来ることがないか考えていました。そこで2018年6月の大阪府北部地震時に吹田市災害ボランティアセンターで活動したつながりから、運営していた吹田市社会福祉協議会(以下、吹田市社協)に相談しました。
また五月が丘地区福祉委員会では、主催する昼食会(一人暮らし高齢者対象)が開催自粛となりました。そこで高齢者に配布していた昼食会開催案内チラシを生活支援情報(体操、脳トレ、詐欺被害防止チラシ等)に変更。訪問・配布しながら安否確認を行い、高齢者の声(外出自粛で生活に影響が出ている等)を吹田市社協に報告していました。
吹田市社協では五月が丘地区福祉委員会からの報告や、同地区の防災訓練に参画していた「すいすい吹田」からの相談を受け、両者をコーディネート。「すいすい吹田」は五月が丘地区福祉委員会より「新型コロナウィルス感染症拡大で外出できず、人と話す機会が減ったため声が出にくくなった」という高齢者の話を聞きました。その後、大学生、日本災害救援ボランティアネットワーク(NVNAD)、五月が丘地区福祉委員会、吹田市社協とで、オンライン会議で検討し、学生が書いた手紙を高齢者に届ける取り組みを始めました。
手紙を配布するのは、日頃から高齢者のお宅に訪問している五月が丘地区福祉委員会です。4月からは「すいすい吹田」の申し出を受け「昼食会だより」に加え「よりそい隊通信」も一緒に届けるようになりました。また福祉委員会も「フレイル予防になれば」と独自に返信用封筒を同封。高齢者から大学生に返事を書く機会を提供しフレイル予防の機会を作りました。高齢者からは大学生に感謝の言葉や家で過ごしている様子をつづった返事も届いています。
「すいすい吹田」のメンバーは、状況が落ち着いたら福祉委員会や高齢者に直接会ってご挨拶もしたいと話しています。これを機会に大学生と地域の新たなつながりが生まれることが期待されます。
2020.7.6
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