(マスク+メッセージカード)×手作り=会える日までのつながり

涌谷町社会福祉協議会、ボランティアグループ「さくらグループ」(宮城県)

毎月第3金曜日に、涌谷町社会福祉協議会で開催している、ひとり暮らし高齢者ふれあい事業「さくら会」は少しずつ形を変えながら、約35年続いています。しかし、そんな歴史ある活動も最近は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため中止が続いていました。そこで、参加者の皆さんへ何かできることはないか、「さくら会」運営のお手伝いをしていただいているボランティアグループ「さくらグループ」の皆さんと一緒に考えました。「今はマスクが手に入りにくいから、手作りのマスクが届いたら嬉しいかも」との話から、ボランティアの皆さんが心を込めて作ったマスクに手作りのメッセージカードを添えて郵送でお届けしました。また、やり取りが一方通行にならないよう、はがきを同封し、参加者の皆さんからの反応を楽しみに待ちました。

同封したはがきには、参加者の方からのメッセージがびっしり!ご自身の近況報告に加え、ボランティアの皆さんや職員を思いやる温かな言葉も添えられていました。手作りマスクについても、「素敵なマスクをありがとう」「感涙です」などの感想が寄せられました。

通常ならば、毎月1度顔を合わせ、一緒に食事をしながら会話を楽しむ参加者の皆さん。数か月に渡って不安な日々を過ごしていたことでしょう。「自分は忘れられていない。気にかけてくれる人たちがいる」ことの嬉しさ、人と人のつながりを実感することができたのではないかと思います。

社協だけではできなかった、今回の取り組み。ボランティアの皆さんと気軽に意見交換ができる関係性があってこそです。今後も皆で楽しい「さくら会」を続けていきます!

2020.6.18

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